スチームボーイ

スチームボーイ 通常版 [DVD]

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AKIRA」で世界に日本のアニメーションを広げた大友克洋が、制作に9年、制作費24億円をかけた大作アニメ映画。
2004年公開のこの映画、前評判が凄くてCMもたくさん流していた記憶がある。確かに巨匠の大作だし、16年(17年かな)ぶりの作品となればなおさらだろう。
物語は、19世紀の英国、世界初の万国博覧会を控えたロンドンを舞台とする。この世界では、蒸気機関がすざましく発展していて、その圧力をいかに得るかが課題となっていた。ある日、その道の権威であるエディ博士の息子、レイのもとへ同じく権威である祖父のロイド博士から「スチームボール」が届けられるところから始まる。それは膨大な圧力の源となる装置であり、これを巡りアメリカの財団と英国政府が激しくやり合い、その中にレイが巻き込まれていくというもの。
えーっとね、まず、アニメ作品にしては比較的長い126分、ちょっと退屈です。映像はさすがに綺麗で素晴らしいものだけど、ストーリーが平坦で、主人公がなんでその行動をしているかが、解らない。そして、制作費をかけた割には声優陣が悪すぎて全く感情移入もできない。なるほど、公開後、全く評判が聞かれなくなったのもわかる。