抵抗しない警備員

仕事中、ひょんなことから現金輸送の話になる。
ヨーロッパでは、現金輸送車の側面に「この現金輸送車の荷室扉は、乗車している警備員の鍵では開けることができません。」と記載しているところがあるそうだ。最初はピンとこなかったが、よく考えると....ナルホド。
この現金輸送車を襲って、乗車している警備員を脅しても彼らには開けることができないのだから、襲う方の手段としては、現金輸送車そのものを奪うことになる。その現金輸送車には当然、発信器などの機器が装着され、すぐにアシがつくことになる。
そして何より、乗車している警備員は積極的な抵抗をしなくてもよくなる。つまり自分の身を無用に危険にさらさなくてもよくなり、警備員からの評判がイイらしい。
人命を第一に考えたというよりは、警備員の人員確保の為かなぁ。