裁判員制度の必要性

マイケル・ジャクソン裁判の結果もあってか、最近、まもなく現実となる日本の裁判員制度が話題上ることが多くなった。朝のニュースでも現役の裁判官や検察官による模擬裁判が話題に上る。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050620i318.htm
裁判員制度とは、国民から任意に選ばれた人たちが裁判官と一緒に被告人の罪を審議し、検討して罪の有無、そして量刑を決めるという制度。その導入の理由としては「裁判を身近でわかりやすいものにする」「司法に対する信頼を向上させる」とある。
よくわからないけれど、導入の理由ってそれだけなんですかね。現在の職業裁判官による制度がわかりやすいかどうかはともかく、信頼されていないことはないと思うんですが...。
逆に、米国でのO.J.シンプソンやマイケル・ジャクソンの裁判でも取りざたされているように、有名人であることや有能で雄弁な弁護士による弁護によって、いわゆる素人の裁判員の判断が間違った方向に進む虞の方が大きくはないのだろうか。
何にせよ、平成21年までに実施されるこの制度、最高裁判所のホームページにあるQ&Aぐらいではわからないことが多すぎる...。
http://courtdomino2.courts.go.jp/saibanin.nsf