クライシス・オブ・アメリカ(The Manchurian Candidate)

この週末は、仕事へのストレスが非常に少ないので、「何かしよう!」と考えて、いくつかの候補があったんだけど、悩んだあげく「何もしない」に決定。借りてきたDVDを見る。

クライシス・オブ・アメリカ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

クライシス・オブ・アメリカ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

1962年にフランク・シナトラとローレンス・ハーベイの主演で制作された映画「陰なき狙撃者」をシナリオを含めすべてを現代風にリメイクし、「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミが監督し、デンゼル・ワシントンリーヴ・シュレイバーの主演によって制作されたサスペンス映画。フランク・シナトラの娘ティナ・シナトラがプロデューサーとして加わっているのが興味深い。
湾岸戦争下のクウェートで偵察任務中のベン・マルコ大尉(デンゼル・ワシントン)の部隊が、敵の奇襲攻撃に遭う。敵の攻撃によりマルコ大尉は途中で意識を失うが、その部隊の危機を救ったのがレイモンド・ショー軍曹(リーヴ・シュレイバー)であった。その後、ショーは名誉勲章を授与され、政界へ進出し、なんと、次期副大統領候補に指名されていた。一方、未だ軍人であるマルコのもとには、かつての部下が現れれ、クウェートでの記憶について毎晩おぞましい夢を見ると訴える。実はマルコも、その部下と同じ悪夢に悩まされていて、自分の記憶に疑問を持ち始めていたのだが....
この映画、原作の評価が高いだけにシナリオは面白く良い作品。しかも、デンゼル・ワシントンリーヴ・シュレイバーメリル・ストリープの演技も悪くなく、非常に高品質。でもね、なーんかしっくりこないんだよねぇ....せっかく、良い条件がそろったんだから、もうちょっと面白くできなかったかなぁと感じてしまった。以前紹介した「マイ・ボディーガード」が良すぎたので、期待しすぎたかな。
しかし、デンゼル・ワシントンって人は、いつも何かと戦う映画ばかりだねぇ(しかも独りで)。やはり彼のキャラなんでしょうか?