スパ・フランコルシャン 予選
日本時間の20時から予選を見る。今シーズンのF1も今回を含めて残り4戦となり、各タイトル争いも白熱してきている。特にドライバーズタイトルは、今レースでアロンソがライコネンに4ポイント以上の差をつけて勝利した場合、その場で最年少チャンピオンが誕生するという、非常に緊迫した状態となっている。
F1のコース中最も長く、最もチャレンジングなこのコースでの予選を楽しんでみていきたい。
まず、スパ・ウェザーとも呼ばれる不安定な天気が金曜日に爆発し、大雨でほとんどの車が走れなかったらしい。また、今日の午前中も濡れた路面と霧であまりまともな走行ができていないこともあり、予選の結果は予想がつかないモノになるかもしれない。
- まずは、カーティケヤン。1:51.675。まぁジョーダンだからねぇ。
- 続いてジョーダンのライバル、ミナルディのアルバース。1.833上まわり1:49.842。頑張った。
- 同じくミナルディのドーンボス。-0.063の1:49.779と同僚を上回る。
- そしてジョーダンのモンテイロ。+1.719と4台走行中3位。
- 前戦では不運の佐藤琢磨、意地を見せられるか。-1.426の1:48.353。当面はこれがターゲットタイムになるだろう。
- レッドブルのクルサード。+0.155と佐藤琢磨には届かず現時点2位。クルサード曰く「車が合っていない」のだそうだ。
- 最近あまり目立たないウィリアムズのウェバー。すべてのセクターで琢磨を上回り、-0.282の1:48.071。
- クリエン。+0.923でこの時点4位とパッとしない。
- ここにきて失うもののなくなったバリチェロ。+0.479とちょっと遅い。今回もフェラーリはダメか。
- いろいろなモノを失っていくヴィルヌーブ。+0.818とパットせず。走行中もだいぶ不安定だ。
- 堕ちた王者ミハエル。-0.595の1:47.476とこの時点トップ。さて、どこまで残れるか。
- マッサ。+0.391とミハエルに続きこの時点2位。セクター2での調子が良さようだ。
- 契約問題に悩むバトン。+0.502でマッサに続きこの時点3位。まぁこんなもんなんですかね。
- ハイドフェルドの代役ピッツォニア。+1.422とあまり奮わず、この時点9位。
- 兄と違い上り調子のラルフ。その兄を0.075上回り1:47.401とこの時点トップ。
- そして同僚トゥルーリ。ラルフから-0.805の1:46.596と大きく上回る。スゴイね。
- 後がないライコネン。1:46.440とトゥルーリを0.156上回る。さすがに速い。
- エンジン交換を行ったためグリッドの10番手降格が決定しているフィジケラ。+0.057とタイム上はこの時点2位。
- チャンピオンに王手をかけた、アロンソ。+0.320とトゥルーリにも遅れる。余裕か。
- 前回の覇者モントーヤ。なんとなんと、-0.049の1:46.391とライコネンをも上回り、ポール!これでマクラーレンのフロントロー独占となった。
ベルギー・グランプリ 予選結果(上位5台)
Driver / Team / Time / Gap
- Juan Pablo Montoya / McLaren / 1:46.391 / -
- Kimi Raikkonen / McLaren / 1:46.440 / +0.049
- Giancarlo Fisichella / Renault / 1:46.497 / +0.160
- Jarno Trulli / Toyota / 1:46.596 / +0.205
- Fernando Alonso / Renault / 1:46.760 / +0.369
#7 M Schumacher,#9 Button,#11 Takuma Sato
※ フィジケラはエンジン交換のため10番手降格。結果、5番グリッドはラルフ。
思いの外、順当な予選結果となったが、明日は降水確率が50%という非常に高確率であるため、雨が降った場合はかなりの混乱も考えられる。チャンピオンシップを含め、その辺に注目しながら明日の決勝を見ていきたい。