バタフライ・エフェクト

ジャケットのセンスで借りてきたもの。早速見てみる。

「小さな蝶が羽ばたくと、地球の裏側で竜巻が起こる」
カオス理論で「初期値のごくわずかなずれが、将来の結果に甚大な差を生み出す」というバタフライ効果を題材に「もしもあの時...」を扱った映画。
幼い頃から度々記憶を失う症状があったエヴァン(アシュトン・カッチャー)は、その治療のため、日記をつけ始める。13歳の頃、エヴァンは幼なじみのケイリー(エイミー・スマート)たちとダイナマイトで悪戯をして大変なことを引き起こしたらしいのだが、その記憶も空白だった。その後、エヴァンはケイリーの兄によって愛犬を焼き殺され、その傷も癒えぬまま街から引っ越すことになる。ケイリーに「迎えにくる」と残して。時が経ち、大学生となったエヴァンは、記憶を失うこともなく、平穏な生活を送っていた。しかし、偶然昔の日記を目にしたときから、何かが変わり始める....
いやー、ストーリーといいテンポといい、素晴らしく面白い。そして、何よりも俳優の演技がイイ。ストーリーの影響で俳優はあらゆる演技を求められるんだけど、ホント上手に演じてるなぁと感心させられた。
主演のアシュトン・カッチャーは、米国のTVコメディ・ドラマで人気を得ている人らしいんだけど、僕は知りませんでした。それと、不細工な役から超美人の役までをこなすエイミー・スマート、どっかで見たなぁと思っていたら、スターシップ・トゥルーパーズにチョイ役で出ていたらしい。
なんにせよ、最近見たSF系の映画の中では最高の出来だと僕は思う。