クアラルンプール 決勝

やっと体調が戻ってきた16時から、スカパー!でマレーシア・グランプリを見る。

1周5.543㎞のセパン・サーキットを56周して争われるこのレース、予選ではチームメイト同士でも結果に差が出るなど戦略の違いも予想され、なかなか目が離せない展開となりそうだ。しかも、トラブル等によりエンジン交換を行った車が7台、うち5台がペナルティーを受けるなど、2.4リッターとなったエンジンの影響が出始めているので、その信頼性が問われることに。そんな中、20歳のルーキー、ニコ・ロズベルグが3番グリッドからのスタートとなかなか面白い要素もある。さて、楽しんで見て行くことにしよう。
Lap 1:スタート!アロンソロケットスタートを決めて一気に3番手に。その直後ライコネンがスピン!ウォールにテールを当てたようだ。そのままリタイヤに。
Lap 2:リウッジィがピットイン。何かトラブルのようだ。その後、左フロントタイヤを引きずりながらクリエンがピットイン。ダメっぽいけど...
Lap 4:トップはフィジケラ、2位バトン、3位アロンソの順。
Lap 7:期待のロズベルグの車体後方から真っ赤な炎!エンジンが壊れたようだ。ロズベルグは慌てて車から飛び降りる。
Lap 9:バトンから10秒後方とペースが上がらないアロンソに苛つくウェーバー
Lap10:クルサードがピットイン。どうやら何かのトラブルのようだ。ラジオではギヤトラブルを訴えている。
Lap13:ラルフがピットイン。
Lap14:アロンソを抜くことが出来なかったウェーバーがピットイン。
Lap17:ピットアウト直後のウェーバーの後方から白煙。同僚のロズベルグと共にリタイヤとなる。
Lap18:トップを走っていたルノーがピットイン。11秒というちょっと長いピット作業となった。
Lap19:フィジケラに代わりトップを走っていたバトンがピットイン。アロンソフィジケラモントーヤに続き4番手でコース復帰。
Lap20:ポツリポツリと雨が降ってきた!!!
Lap22:ラルフとスピードがピットイン。タイヤはまだドライのまま。
Lap23:モントーヤとミハエルがピットイン。
Lap26:トップを走っていたアロンソがピットイン。
Lap27:トップはフィジケラ、2位バトン、3位アロンソの順。雨は大丈夫なようだ。
Lap36:相変わらずトップはフィジケラ、2位バトン、3位アロンソの順。フェラーリの2台が6位、7位とポイント圏内に。
Lap37:バリチェロがピットレーン・スピード違反によりペナルティ。アグリの井出はコース外に車を止める。
Lap38:トップを走っていたフィジケラがピットイン。そしてその直後2位バトンもピットイン。これでトップはアロンソに。
Lap42:3位走行のモントーヤがピットイン。
Lap43:トップ走行のアロンソがピットイン。バトンの前、2位でコースに復帰。
Lap45:4位走行のミハエルがピットイン。マッサの後ろ7位でコースに復帰。
Lap48:ハイドフェルドエンジンブロー!今日8台目のリタイヤ。
Lap56:結局、フィジケラがポール・トゥ・ウィン!しかもルノーのワン・トゥー。3位にはバトンという結果になった。

マレーシア・グランプリ 決勝結果
Pos / Driver / Team / Time / Gap

  1. Giancario Fisichella / Renault / 1:30:40.529 / -
  2. Fernando Alonso / Renault / 1:30:45.114 / +4.585
  3. Jenson Button / Honda / 1:30:50.160 / +9.631
  4. Juan P Montoya / McLaren / 1:31:19.880 / +29.720
  5. Felipe Massa / Ferrari / 1:31:23.783 / +43.254
  6. M.Schumacher / Ferrari
  7. J.Villeneuve / BMW
  8. R.Schumacher / Toyota
  9. J.Trulli / Toyota
  10. R.Barrichello / Honda
  11. V.Liuzzi / Toro Rosso
  12. C.Albers / MF1
  13. T.Monteiro / MF1
  14. T.Sato / Aguri

___________Not Classified___________
N.Heidfeld / BMW
S.Speed / Toro Rosso
Y.Ide / Aguri
C.Klien / Red Bull
M.Webber / Williams
D.Coulthard / Red Bull
N.Rosberg / Williams
Kimi Raikkonen / McLaren

ルノーが危なげなくレースを制した。フェラーリもエンジン・ペナルティを受けたわりには5位、6位フィニッシュと完全に復活してきたようだ。ホンダもコンスタントに強くなってきたし、これが今期の勢力図か。
個人的に気になるのは、フェラーリをのぞくブリヂストン勢がいまいち遅いこと。今年からスイッチしたトヨタがようやく8位、9位に位置しているが、相変わらずミシュランが強い。
さて、次回は4月2日のオーストラリアはメルボルン。一気に気温が下がるため、またいろいろなトラブルがありそうだ...