ダ・ヴィンチ・コード(The Da Vinci Code) / ダン・ブラウン(Dan Brown)

昼頃に散髪に出掛け、散髪後の恒例となっているパチンコをして1万円ほど負け、予定していた職場行きを断念し、帰宅後一気に読む。

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)

この本、そんなに厚みはないものの上中下巻と3分冊になっており、実はもっと時間をかけて読むつもりだった。ところが、昨晩ちょっとしたハプニングがあって目が冴えてしまい、思いの外読み進んでしまったため、本日一気に読み終えた次第。
物語は、ルーブル美術館の館長ジャック・ソニエールが何者かに襲われ殺害されるシーンから始まる。ソニエールは、息が絶えるまでの間に様々な方法で難解なメッセージを遺した。たまたま、パリに滞在していた宗教象徴学の教授ロバート・ラングドンは、フランス司法警察の要請により、そのメッセージの解読を依頼される。しかし現場を訪れたラングドンを待っていたのは質問というよりは尋問であった。実はメッセージの一部にラングドンの名前が書いてあったために、彼はこの殺人者の容疑者とみられていたのだ....
えー、全体として非常に読みやすく、またウンチクの塊みたいな本なので、フィクションとノンフィクションを誤って引用しなければ、普段あまり触れることのないキリスト教(主にカソリック)にちょっと詳しくなれるだろう。
物語は、完全に「巻き込まれ型」のサスペンス。でも、ありがちなほど主人公がひ弱でもなく、かなりのテンポで物語が展開するので飽きることはない。後半、種明かしの部分になると若干無理のあるシーンもあるけど、まぁ許容範囲かな。実に映画化しやすい本だろうなぁと感じてしまいました。それと、読むまでは全く知らなかったんですが、これってシリーズものだったんですねぇ。ラングドン・シリーズの第2弾ですって。第1作の「天使と悪魔」ってのも読んでみようかなぁ...