結局こうなるのね...

今日も朝からバタバタと仕事をした結果、思いがけず仕事が進み、この時間になって余裕が出てくる。
さて、そんなわけでネットを徘徊していたら、SONYのプレスリリースで、SonicStageのバージョンアップがアナウンスされていた。
音楽管理用アプリケーションソフトウエア「SonicStage」の最新版「SonicStage CP(ソニックステージ シーピー)」を提供開始
今回、珍しく事前にアナウンスされたSonicStageのバージョンアップ、提供は5月25日(木)13時からとなっている。では、内容を見てみよう。

まず一番最初に目を引くのが、ソフトウェアの名称が変更されたこと。新しい名称は「SonicStage CP」となり、バージョンは4.0となる。この「CP」、プレスリリースではその意味には触れられていないけど、メディアの記事では「CONNECT Player」の略だろうとされている。なぜなら、詳細は後述するけど、今回のSonicStageCONNECT Playerの機能をすべて内包してしまったからだ。
では、具体的な内容だけど、

●「SonicStage CP」の主な新機能

  • マルチコーデック対応 〜新たにAAC形式*1に対応〜

SonicStage CP」は、音楽圧縮方式として従来のATRAC / ATRAC Advanced Lossless / MP3 / WMA / WAV形式に加え、新たにAAC形式ファイルに対応。お客様の使用している機器やパソコンのシステム環境によって、多様化している音楽ファイル形式を、「SonicStage CP」では一元的に管理することができ、パソコンへの楽曲の取り込みやデジタルミュージックプレーヤーへの転送を楽しめます。

  • 音楽との新しい出会いを提案する「アーティストリンク」機能を搭載

ウォークマンAシリーズ”「NW-A3000/A1000/A1200」に搭載し、再生中のアーティストに近いジャンルの他のアーティストや曲を紹介する「アーティストリンク」機能が、パソコンにインストールした「SonicStage CP」上でも楽しめます。

  • ウォークマンAシリーズ”独自のインテリジェンス性の高い機能を新たにサポート

ウォークマンAシリーズ”の、よく聞くシャッフル、50音検索、アーティストリンク*2、などのインテリジェンス性の高い機能を新たにサポートします。これにより「SonicStage」が“ウォークマンAシリーズ”に対応となります。

となっている。
まずはAACへの対応。とうとう、SonicStageAACにまで対応してしまった。これまで、バージョンを重ねるごとに、当初のATRAC3に加え、ATRAC3 plus、WMA、WAV、mp3とサポートしてきたけど、やはり背に腹は代えられないといったところか。さぁ、これでどんどん「iTunes」ユーザーを取り込もう。
次に、残りの機能だけど、いろいろ書いてあっても、これは実質CONNECT Playerの機能の取り込み。結局ソニーCONNECT Playerを諦めたということだろうね。先日のアップデートで問題となっていた速度は改善されたにせよ、ソフトとしての完成度はSonicStageに遠く及ぶモノではないし、まぁ、妥当な判断だろう。これで、今まで冷や飯を食わされてきた「ウォークマンAシリーズ」のユーザーが報われることになればいいけど....
一つ心配なのは、今回のバージョンアップがSonicStageの動作速度に悪影響を与えていないかということ。これは実際に使ってみるまでは何ともいえないけど、機能の搭載によって著しく動作速度が遅くなってしまうようでは本末転倒だからね。
ここからは、僕の勝手な想像だけど、今回のバージョンアップはウォークマンの次期モデルの発表を控えてのモノかなと思う。現行のウォークマンAは、ハードウェアはまだしもCONNECT Playerというソフトウェアで大きくコケてしまったので、さすがに次のモデルではヘタを打ワケにはいかず、CONNECT Playerを打ち切ったということだろう。だから、まもなくハードの発表もあるのかもしれないね。
最後になってしまったけど、このバージョンアップに併せてウォークマンAシリーズ「NW-A3000」「NW-A1000」「NW-A1200」の本体ファームウエアのアップデートも行われる。これにより、これらの機種でAACの再生が可能となるモノだ。
さて、家のデスクトップではだましだまし使ってきたCONNECT Player...消去する日も近くなってきたようだ。

*1:著作権で保護されたWMA及びAACファイルには対応していません。

*2:「NW-A3000/A1000/A1200」のみ対応