鈴鹿 決勝

出勤直後からバタバタしていた職場だけど、この時間になってまったりとしてきたので、昨日の決勝のレポートなど。


朝、名古屋は雲ひとつ無いイイ天気だったんだけど、近鉄特急で「白子」まで行き、そこからシャトルバスで鈴鹿サーキットに到着すると、青空は見えるものの結構分厚い雲。にわか雨が心配になる。

混雑する前に土産品をと思ったんだけど、9時前の時点で既にサーキット内は大混雑。ホンダの応援グッズを配っているテントではなんと貰えるまで4時間待ちとなっていた。
それでも何とか土産品をゲットし、ヘアピンの自分の席へ。11時にインテグラ・レースが行われ、12時半頃からドライバーがクラッシク・カーに乗ってパレードを行う。

※まったく愛想のないアロンソ。お前ねぇ、日本での人気がイマイチとはいっても客商売だろうに...

※うってかわって、愛想ふりまくりのミハエル。ファンの女の子等が「キャー!」...
※どー見てもレオナルド・ディカプリオに見えるロズベルグ...


この後、13時半頃から各車グリッドに付き始める。
14時、いよいよフォーメーション。ラップが始まり、弥が上にも気分が盛り上がってくる。
そしていよいよスタート!5番手スタートのアロンソが2台のトヨタの間に割って入り4番手に。オープニングラップはマッサ、ミハエル、ラルフ、アロンソトゥルーリの順で通過。

序盤は好調ミハエルが順調にファステスト・ラップを重ね、いつの間にやらマッサをかわしてトップに。徐々にアロンソとの間隔を空けていく。
12周目、ここまで好調に走っていたトヨタトゥルーリがいち早くピットイン。そしてその間にアロンソは前を走っていたラルフをかわし3番手に。
13周目、ラルフとマッサがピットイン。そして15周目にピットインしたアロンソが、なんとマッサをかわし2番手に。何やってんだ〜マッサ。
17周目にミハエルがピットインするもトップのままコースに復帰し、アロンソとの間隔を4〜5秒に保ったまま中盤に突入。20周目にアルバースのマシンのリヤウィングが大破する事故があったけど、比較的膠着したままレースは進んでいった。
29、30周目にトヨタが異様に早い2回目のピットインを行い、ズルズルと後退していき、35周目にはアロンソが2回目のピットイン、36周目にはミハエルが盤石のピットインとレースがミハエルのものになったと感じた瞬間、悪夢がミハエルを襲う。コース復帰後のデグナーでエンジンブロー、猛烈な白煙を吹きながらコース脇に車を止める。観客からはどよめきとため息が...

車を降りた後、観客に手を振りながらピットに戻ったミハエル。スタッフとひとりひとり握手を交わしている姿がビジョンに映し出されていた。
その後はトップに立ったアロンソが盤石の走りを見せ、結果トップがアロンソ、2位マッサ、3位フィジケラ、4位バトン、5位ライコネン、6位トゥルーリ、7位ラルフ、8位ハイドフェルドとなり、この結果、ミハエルのシーズン・チャンピオンは絶望的になった。

ウィニングランを行ったアロンソであるが、拍手はされるものの何となく静かなモノとなってしまったのは否めないかな。
たぶん、F1はしばらく鈴鹿では開催されない。そんな最後の鈴鹿で、今シーズン限りで引退するミハエルに勝って欲しいと思うのは、ホント日本人らしい考えだけど、もしもミハエルが優勝していたら、帰りの空の鱗雲ももっと綺麗に見えていたかもしれないなと思ってしまいました...