SonicStage Ver.4.2(SonicStage CP)
このところブログを書ける精神状態ではなかったんだけど、何とか落ち着き余裕も出てきたので、ちょっと遅れてしまったけど新しいSonicStageの話題など。
「CONNECT Player」の大失敗を受け、その機能を取り込んで何とか安定して動作するようになった「SonicStage Ver.4.0(SonicStage CP)」が公開されてから、その安定感故かしばらく音沙汰のなかったSonicStageだけど、今回いきなりSonicStage Ver.4.2が公開された。
SonyDrive
あれ？Ver.4.1は？と思われた方もいるかもしれないけど、これは先日発売されたウォークマンＳシリーズに付属しただけで一般には公開されなかったもので、ジャケット画像の転送機能なんかを備えていた。僕もインストールはしていたんだけど、ほとんど使う間もなくVer.4.2の登場となった。ちなみに僕がソニーポイントで購入したNW-S706F/Tは、現在彼女さんの手元にあり、すこぶるいい音を提供しているそうだ。
http://www.jp.sonystyle.com/Walkman/Product/S700f/index.html
それはさておき、新しいSonicStageの機能をリリースから引用すると、
【新機能】
- SonicStage CPで再生時にDSEE機能が追加されました。(DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)とは音声圧縮によって劣化した音を高音質化し、さらに圧縮で取り除かれた高音域を追加することで、オリジナル音源に近い自然で広がりのある音を再現する機能です。)
- HE-AAC形式*1ファイルの録音、再生、取り込み、転送*2が可能になりました。*3 ・ 3gp,m4a,m4b,mp4,形式の音声ファイルの取り込みに対応(音楽CDを以下の形式でSonicStage CPに取り込めます。HE-AAC形式(3gp)96kbps/80kbps/64kbps/48kbps/40kbps)
*1 : 著作権で保護されたHE-AACファイルは、扱えません。
*2 : ATRACに変換して転送されます。
*3 : Ver.4.1より追加された機能です。【改善項目】
- NW-S700Fシリーズにおいて、コンピレーションアルバムのジャケット写真を転送できるようになりました。
- NW-S700Fシリーズにおいて、ライブラリ表示モードが「すべての曲一覧」で、ジャケット写真が転送できるようになりました。
- SonicStage CP初回設定時のCD録音フォーマット設定において[WAV] を選択すると正常にCD録音が開始されない問題を改善しました。
となっている。
比較的少ない項目の中で、気になるのはやっぱDSEEだろう。Digital Sound Enhancement Engineという何とも凄そうな名前だけど、要は圧縮音楽ファイルを作成する際に失われる高音域を補完し、より原音に近づけるという機能。ソニー以外のメーカーが作っているmp3ファイルプレーヤーでは、以前から各社なりの方法で搭載されていた機能だけど、いよいよソニーもその機能を搭載してきた。残念ながら、新しいSonicStageでじっくりと音楽を聴く時間がなかったので、その効果はまだ確認できていないけど、追ってその検証もしてみたいと思う。
また、機能の変化に伴い画面デザインも少しだけ変更となった。
昨年のウォークマンＡシリーズの汚名挽回としてウォークマンＳシリーズをリリースし、SonicStageもイイ感じで成熟してきた。これで、やっとiPod勢の背中を探すことが出来るようになれるかな...
