久しぶりにこの時間まで仕事をしていると、先日の温泉旅行での雪景色以来、頭をついて離れない短い詩が浮かんでくる。



三好達治


太郎をねむらせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
二郎をねむらせ、二郎の屋根に雪ふりつむ。


この詩を初めて知ったのは1977年の第28回紅白歌合戦でのこと。
7歳の僕。キャンディーズピンクレディーの共演が唯一実現したこの回の紅白歌合戦で、誰かの歌の前に小林亜星*1が朗読したこの詩が、何故か心に響いた。
未だに詩の意味するところを理解したわけではないけど、しんしんと雪が降り、太郎や次郎のように僕を眠らせてくれないかと密かに願ってしまうのは、疲れているからかなぁ...

*1:だと思うけど定かでない...