ティアーズ・オブ・ザ・サン

連休前ということもあり、奇跡的に早い時間に帰宅する。スカパー!をつけるとこんな映画に目を奪われる。

「トレーニング・デイ」でデンゼル・ワシントンにオスカーをもたらしたアントワン・フークア監督が、ブルース・ウィリス主演で製作した戦争ヒューマンドラマ。
内戦下のナイジェリアにおいて、米国人医師リーナ(モニカ・ベルッチ)を救出するために出動した米海軍特殊部隊”シールズ”のウォルターズ大尉(ブルース・ウィリス)のチームは、救助ヘリコプターによって、リーナの救出に一度は成功するものの、難民と共に脱出することを強く要望するリーナにより、ウォルターズ大尉は軍の命令を無視し、難民と共にジャングルを国境に向けて行軍することを選択するが...
2003年に公開されたこの映画なんだけど、実は全然知りませんでした。夕食の準備をしながら何げに眺めていたら、ブルース・ウィリスが登場してきて、「おやっ」と思い見入ってしまう。
しかし、アメリカって国はこの手の映画が好きだし上手だねぇ。この映画も戦争の悲惨さを十分に伝えつつも、いわゆるヒーローものになっているのがスゴイ。別に全部が全部否定するわけではないけど、アメリカの正義って結局こういうものなんだなと、あらためて思わせてくれる。
映像がとてもリアルなので、変に興ざめになることはないが、結末はちょっと「お決まり」過ぎか。純粋にフィクションとして楽しめばそれなりにイイ作品だと思うけど、舞台設定がリアルすぎるんで、いろいろと考えてしまった。