Back To Mine / Pet Shop Boys

この間の土曜日にHMVから届いたCDの最後を飾るのは、大物ミュージシャンに趣味丸出しの選曲をしてもらい、DJミックスにしてしまう「Back To Mine」シリーズ。僕が購入したのはPet Shop Boysの二人が選曲したもので、クリスとニールがそれぞれが一枚ずつ担当し、シリーズ初の二枚組となっている。

Back to Mine

Back to Mine

まずはクリス・ロウの選曲から。ペット・ショップ・ボーイズのリズムを作り上げている彼らしい選曲。いずれの曲も初期の彼らの曲を彷彿とさせるような無機質なシーケンスに溢れ、ダンサブルなんだけど哀愁を感じる曲群となっている。
そして、ニール・テナントの選曲。ほとんどがアンビエントな曲かクラシックという何とも大人な選曲。ただ、僕にはニールらしいメロディが散りばめられた選曲に感じられた。
二人とも彼らのセカンドアルバム「Actually」の「What Have I Done to Deserve This?」で競演し話題となった、今は亡き往年の名歌手「ダスティン・スプリングフィールド」を採り上げているのが非常に紳士的。
個人的な趣味からいえば、クリスの選曲に軍配が上がるが、土曜日から何度も聴いているうちに、ニールの選曲にも色気を感じるようになってきた。やはり好みってのはこういう感じで出てくるのかもしれない。