イスタンブール 予選

日本時間の19時から予選を見る。このF1がこけら落としとなるこのコース、中々テクニカルなコースらしく、フリー走行中は多くの人がコースアウトを喫していた。フリー走行を見る限り、相変わらずマクラーレンの調子が良くBARもそこそこの調子のようだ。それに対して、フェラーリは、全くセッティングが煮詰まってなく、苦しい戦いになりそうだ。マクラーレンの好調を受けて、ライコネンの逆転チャンピオンへの期待もいやが上にも高まってきているし、綺麗なこのコースで皆がどのように戦っていくのか、楽しく見ていきたい。
さて、予選トップはレッドブルクルサード。1:29.764と慎重に走ったとしても遅いタイム。続いて同僚のクリエン。1:28.963とクルサードを0.801上回る。そしてミナルディドーンボス。大きくタイムを落としたと思ったら、タイヤから大きな炎を出してピットレーン入り口で停止。どうやらリヤのブレーキキャリパーがディスクに接触したまま動かなくなったようだ。その間にモントーヤがアタック。1:27.352とクリエンを上回ってくる。そして来期の去就が怪しくなってきたヴィルヌーブ。コース中盤でスピン!エンジンを止める。何やってんだか...予選は赤旗中断となる。
5分ほどの中断を経て、ミナルディアルバースモントーヤに+4.834とまぁミナルディらしいタイムか。そしてマッサ。+1.067と現時点モントーヤに続き2位。次はジョーダンのモンテイロ。+3.358と相変わらずミナルディとの背比べ状態。そして続くカーティケヤンは、エンジンを2回交換したため20番手降格となり、予選意味なしとして走らず。そして、最近チャンピオンシップの雲行きが怪しくなってきたアロンソ。1:27.050とモントーヤに0.302の差をつけてこの時点トップに立つ。
さて、11番手はBARへの移籍が決まったバリチェロ。+2.319と11台走行中の5位。全然ダメなんだねぇ。そしてフィジケラ。1:27.039と同僚のアロンソを0.011上回る。次は、来シーズンのシートが怪しくなってきた佐藤琢磨。コース中盤でコースアウト!コースに戻るも+3.136と大きく遅れる。続いてウェーバー。途中、琢磨を追い抜くアクシデントもあり、+0.905とこの時点4位。そして同僚のハイドフェルド。+0.890とウェーバーを若干上回り、この時点4位。そして、後続車に追い抜かれた琢磨は、予選後に審議となった。何やってんの琢磨...
16番手はバトン。コース中盤、琢磨と同じようなところでコースオフ!大きくタイムを落とし、この時点10位。そしてトヨタトゥルーリ。+0.462とこの時点4位。続いて同僚のラルフ。中盤ちょっとミスをし、+1.555と遅れる。そして、兄貴のミハエル。弟、ラルフがミスをしたところでスピン!なんか、グリッドが無茶苦茶になりそう。ラストはライコネン。1:26.797と堂々のポールポジション

トルコ・グランプリ 予選結果(上位5台)

    Driver / Team / Time / Gap

  1. Kimi Raikkonen / McLaren / 1:26.797 / -
  2. Giancarlo Fisichella / Renault / 1:27.039 / +0.242
  3. Fernando Alonso / Renault / 1:27.050 / +0.253
  4. Juan Pablo Montoya / McLaren / 1:27.352 / +0.555
  5. Jarno Trulli / Toyota / 1:27.501 / +0.704

#9 R Schumacher,#14 Sato,#17 M Schumacher
佐藤琢磨は、ペナルティで降格する可能性あり。

初めてのコースだけに、多数のスピンが発生する波乱の予選となった。さてレースは、ライコネンの一人旅となるのか?それともさらなる波乱があるのか?明日の決勝を楽しみにしたい。