ザ・インタープリター(the interpreter)

今日は徹底的に寛ぐこととしたので、DVDも借りてくる。

ザ・インタープリター [DVD]

ザ・インタープリター [DVD]

シドニー・ポラック監督が「コールド・マウンテン」に続き製作したサスペンス映画。ニコール・キッドマンショーン・ペンという、2大アカデミースターが主演する。
アフリカのマトボ共和国は、大統領ズワーニによって独裁的な統治が行われており、民主化を掲げる多くの活動家の命が奪われていた。ニューヨークの国連本部で同時通訳者として働いていたシルヴィア(ニコール・キッドマン)は、ふとしたことから、国連に召還されるズワーニ大統領の暗殺を企てる会話を聞いてしまう。すぐに当局に通報するシルヴィアだが、警護を担当するシークレット・サービスは、彼女の狂言ではないかと取り合わない。しかし、シークレット・サービスの一人ケラー(ショーン・ペン)は、シルヴィアの話を聞くうちに、事実ではないかと調査を始めるのだが....
ショーン・ペンって、口ひげを生やしているイメージしかなかったんだけど、この映画ではスッキリとした顔で出演していて、何か安っぽいロバート・デ・ニーロみたい。ニコール・キッドマンは、何か若返ったみたいな感じで、とても37歳には見えない。
そんな二人が主演しているこの映画は、前半はスピード感もよく物語も緊迫していて面白い。後半は物語的にはスピードアップするんだけど、どーも見え見えの伏線を守りすぎて退屈になった感じがする。ただ、この手の映画によくある安っぽいラブシーンはなく、そこは好感が持てるかな。ストーリーはよくできていると思うので、ショーン・ペンが好きな人にはイイ映画かもしれない。
余談ですが、マドンナの元夫のショーン・ペン、この間ニュー・オリンズを襲ったハリケーンカトリーナ」の災害救助活動にボートを繰り出して果敢にも向かったんだけど、ボートの穴ふさぎ忘れ、あえなく沈没するという何とも冴えないエピソードを持っている。