NOTHING

まだ本調子ではないし今日はゆっくりしようと思った矢先、ストーブ用の灯油が切れ、朝から車で買いに行く。で、そのついでに借りたＤＶＤを見ることに。

ナッシング [DVD]

「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督が、CUBEにも主演した二人の俳優を使い製作したファンタジック・ホラー。
極端な自己中で協調性に欠けるデイブ（デビッド・ヒューレット）と極度の心配性で家に引きこもったアンドリュー（アンドリュー・ミラー）は９歳からの親友同士。社会にうまく順応できない二人は、互いの欠点を補いながらトロントで共同生活を送っていた。そんなある日、デイブは恋人が出来たといってアンドリューに突然別れを告げる。途方に暮れるアンドリューであったが、追い打ちをかけるように少女に悪戯をしたという嫌疑をかけられてしまう。また、意気揚々とアンドリューの家を出たデイブにも会社の金の横領容疑がかけられる。身に覚えのないデイブであるが、何とそれはデイブの恋人が仕組んだものだった。悲嘆くれながらアンドリューの家に戻るデイブであったが、そこへ市の職員が訪れ、違法建築による立ち退きを命ぜられる。数々の理不尽な出来事と住み慣れた家からも追い出されようという事態に、二人は願う。
「皆、無くなってしまえ...」
そして次の瞬間、家の周囲は「無」になった...

パッケージにもCUBEの監督ということが書いてあり、「saw」以来流行の白系のパッケージだったので、中身にも期待したんだけど、ある意味大きく裏切られる。この映画はホラーというよりヒューマン・コメディ。非常にシュールな設定と独特の映像は見ていて面白いんだけど、エンディングはイマイチかな。「よくわかんない」という感想を言う人が多そうな映画でした。