クアラルンプール 予選
結局、ダラダラと何もしないまま、先週のバーレーンに続いて開催されるマレーシア・グランプリの予選を迎える。
バーレーンの際には、初めての予選方式ということもあり、中継も解説も、そして見ている自分もよくわからないまま、あっという間に終わってしまった予選。今回は少々落ち着いて見ていきたいと思う。
現地との映像がつながってまず入ってきた情報は、フェラーリが2台ともエンジンを交換、ホンダのバリチェロがスペアカーとの情報が入ってくる。彼らは予選結果から10番手の降格となるため、フリー走行ではよいタイムを出していたミハエルは非常に厳しい状況となった。
第1ピリオド(15分)
まずは、アグリやミッドランドなど下位チームから走り出す。と、残り13分というところで、なんとルノーが動き出す。まずは、アルバースが1:38.357のタイムを出す。残り10分というところで、クルサードが1:36.507。
残り7分、ライコネンが1:34.667とまずまずのタイム。そして、残り4分のところで同僚のモントーヤが1:34.536でトップに。
結果、スピード、リウッジィ、アルバース、モンテイロ、佐藤、井出が落選。綺麗にトロロッソ、ミッドランド、アグリの2台が落選する結果となった。
第2ピリオド(15分)
第2セッションは、まずBMWのヴィルヌーブが最初に走り出し、1:36.669のタイムを出す。残り10分、クルサードで1:34.614でトップに。残り9分、ラルフの車から白煙!コース脇に車を止める。空回りを続けるトヨタだね。残り7分、ライコネンが1:34.351でトップに立つ。残り4分半、期待のロズベルクが2番手タイムをたたき出す。その後、ウェーバーがトップに立ったとたんに、バトンが1:33.527とトップタイムを塗り替える。
結果、クルサード、バリチェロ、トゥルーリ、ヴィルヌーブ、ハイドフェルド、マッサが落選。バトンが第2ピリオドのトップタイムなのに、バリチェロは落選...難しいね。
第3ピリオド(20分)
複雑なルールにより、もっとも分かり難い第3ピリオドだけど、今回も搭載している燃料を減らすため、開始直後から各車が走り出す。
残り9分、バトンがニュータイヤにチェンジ、タイムアタックか。残り8分、ミハエルもピットイン。残り6分、ニュータイヤのバトンが1:34.504というタイムでトップに立つ。残り4分、各社一斉にピットインしタイヤを交換してタイムアタックへ向かう。
結果、ポールポジションはフィジケラ、2位バトン、3位ロズベルグとなった。期待のロズベルグだけど、ここにきて抜群のパフォーマンスを見せている。
まとめ
今回は、多少落ち着いて見ることが出来たものの、やはり状況が分かり難い予選システム、どうにかならんかなぁ。
マレーシア・グランプリ 予選結果
Pos / Driver / Team / Third Time
- G.Fisichella / Renault / 1:33.840
- J.Button / Honda / 1:33.986
- N.Rosberg / Williams / 1:34.626
- M.Schumacher / Ferrari / 1:34.668
- M.Webber / Williams / 1:34.672
- J.Montoya / McLaren
- K.Raikkonen / McLaren
- F.Alonso / Renault
- C.Klien / Red Bull
- R.Schumacher / Toyota
- D.Coulthard / Red Bull
- R.Barrichello / Honda
- J.Trulli / Toyota
- J.Villeneuve / BMW
- N.Heidfeld / BMW
- F.Massa / Ferrari
- S.Speed / Toro Rosso
- V.Liuzzi / Toro Rosso
- C.Albers / MF1
- T.Monteiro / MF1
- T.Sato / Aguri
- Y.Ide / Aguri
エンジン交換を行った車が多いので、グリッドは予選結果とは大きく変わってくる決勝レース、フィジケラと差がついたアロンソ、バトンと差がついたバリチェロなど同じチームの中でも差が目立っているので、それぞれの戦略の違いなどを見ながら、明日の決勝を楽しむこととしたい。