Falling In Between / TOTO

しばらくご無沙汰だったけど、やっと聴き込むことが出来たので最近購入したいくつかのCDについて紹介したい。

フォーリング・イン・ビトゥイーン

フォーリング・イン・ビトゥイーン

まずは、来月には来日公演が予定されているTOTOの最新アルバム。オリジナルアルバムとしては1999年の「Livefields」以来7年ぶりのものとなる。
さて、1978年に結成されたTOTOであるが、歴史の長いバンドの例に漏れずメンバーの出入りがあるので、とりあえず今回のアルバムにおけるメンバーを紹介しておくと、ボビー・キンボール(Vo)、スティーヴ・ルカサー(G,Vo)、デヴィッド・ペイチ(Key,Vo)、マイク・ポーカロ(B)、サイモン・フィリップス(Ds)の5人に今回から新たに加わったグレッグ・フィリンゲインズ(Key,Vo)となっている。また、ゲストとして元メンバーのスティーヴ・ポーカロ(Key)やChicagoのホーンセクションが参加しており、なかなか豪華だ。
全体として多彩な曲調とそれを生かすボーカル・キャスティングが素晴らしい。僕はTOTOの曲では「Georgy Porgy」や「I'll Be Over You」が好きという、どちらかというと「へたれ」なファンなので、このアルバムを最初に聴いたときには「ちょっと重いかな」というのが正直な感想だった。でも聴き込むにつれて、最初の重さは消え、楽曲の完成度の高さと音楽としての心地よさにハマッてしまいました。特に#2「Dying On My Feet」のグルーヴ感や新人のグレッグがボーカルをとっているにもかかわらず、往年のTOTOを感じさせられる#8「Let It Go」はイイ。
もうこれだけでも、来日公演を見に行きたいくらいなんだけど.....忙しい時期だし...無理だろうなぁ...