ブラザーズ・グリム

朝、8時過ぎに目が覚めても、まったく何もやる気がせずボーッと12時を迎え、とりあえずとばかり、昼食がてら近所の書店に行く。その帰りに借りたDVD。

童話の原作者として知られる、グリム兄弟を主人公としたファンタジー。監督は「12モンキーズ」のテリー・ギリアム、主演はマット・デイモンヒース・レジャーのふたり。
19世紀初め、フランスの支配下に置かれたドイツにおいて、ウィル(マッド・デイモン)とジェイコブ(ヒース・レジャー)・グリム兄弟は、魔物退治で名を馳せていた。しかし、この魔物退治、賞金を稼ぐためのイカサマ。とある村でそれがばれ、その地を支配するフランス将軍に逮捕されてしまう。将軍はグリム兄弟に恩赦を条件に、森で10人の少女が次々と姿を消した事件の調査を命ずる。仕方なく調査を始めるグリム兄弟であったが、その森の案内人、猟師の娘アンジェリカ(レナ・へディ)と共に森の奥に向かうと、そこには古い塔がそびえ立っており、周囲では様々な怪現象が起こっていた...
この物語、実在のグリム兄弟の伝記的なものではなく*1、それをモチーフとしたファンタジー
物語中に「赤ずきん」や「ヘンゼルとグレーテル」など、グリム童話の様々な逸話がちりばめられていて、見ているだけで非常に楽しい。SFXの出来はそれほど良くは感じなかったけど、そこはファンタジー、何でも許せてしまうから面白い。ストーリーも良く、ファンタジーをあまり見ない僕でも最後まで飽きることはなかった。
そんなに期待していたわけではなかったので、これはうれしい誤算でした。

*1:映画で兄とされているウィルと弟のジェイコブは、実際は兄がヤーコプ(ジェイコブ)で弟がヴィルヘルム(ウイル)。ちなみに男5人と女1人の6人兄弟である。