SFマガジン 2006年5月
結局、夕飯は昨日炊いたご飯*1とレトルトカレーになった。
食事後まったりとしてきたので、午前中NINA'Sで書くつもりだったSFマガジンの感想など。ちなみに5月号は「西島大介&タカノ綾」特集。
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/03/25
- メディア: 雑誌
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フォクシーガール / 田中哲弥
頭脳明晰、スポーツ万能、加えて美少女である女子高生「菜々美」はひょんなことからあらゆるスーパーヒーローの能力を手に入れてしまう。そして、たまたま菜々美と一緒にいたために、ワケのわかない輩に誘拐された幼なじみを助けるため、立ち上がった菜々美であるが...
今の秋葉原周辺にいらっしゃる皆さんが実に好きそうな内容。女子高生、制服、しかも特殊能力ときたもんだ。コメディタッチで書かれた内容はスピード感もあり、この手の話の定番もしっかり押さえているので、楽しく読める。この手は僕も結構好きかな(笑)
西島大介☆サクセスの秘密 / 大森 望
「アトモスフィア」等で最近好調な西島大介氏と翻訳家である大森 望氏の対談。
対談は、最新作である「アトモスフィア」とこの時点ではまだ発売されていない「アトモスフィア2」の話を中心として、最近の作品の傾向についておもしろおかしく話されている。僕はもともと西島大介氏の絵と物語は大好きなんだけど、この対談を読んで、思っていたよりも氏が軽い感じの人であること、自分の作品の評判を気にしていることなどを知り、非常に興味深く読めた。
西島大介氏は、保育園とファミレスとマンガを書くことしか知らない生活をしているそうですが、そんな氏の奥さんの言葉「確定申告も自力で出来ないあなたが、人の現実について何を言うの?」は、実に印象的でした。
世界の終わりの魔法使い / 西島大介 - So What?
アトモスフィア 1 / 西島大介 - So What?
アトモスフィア2 / 西島大介 - So What?
女神の箱庭 / 森 奈津子
今の地球ではないどこかの星、その星のとある場所には男と女とオトコオンナが住んでいた。この星の女は妊娠期が1生に1度しかなく、しかもその期間は15日間と短いものであった。そんな星の男の子ジンタは、双子の兄姉ミヤコが妊娠期に入った際、不思議な光景を見てしまう...
何となく「日本むかしばなし」を彷彿とさせるような舞台設定とそれに似つかわしくないSF的事象が奇妙にマッチして不思議な雰囲気を醸し出している作品。
男としては、結構衝撃的な内容でした。
*1:先週、カレーを食べるために5㎏の米を購入したので、消費しなければならない。