エミリー・ローズ(The Exorcism of Emily Rose)

ひとしきりiPod nanoに感動した後は、借りてきたDVDを見る。

実話を元にした法廷サスペンス。
物語は、寂れた農場にある一軒家を検視医が訪れるところから始まる。この一軒家に住む家族の娘エミリー・ローズは、ムーア神父による悪魔祓いの最中に絶命、その場にいたムーア神父は過失致死罪に問われることになった。教会から神父の弁護を依頼された女弁護士エリンは、ムーア神父からエミリー・ローズの身に起きたことを徐々に聞いていくのだが...
この映画、最初はホラーだと思って借りてきたんだけど、実は法廷サスペンス。エミリーが精神的な病気だったのか、それとも悪魔に憑かれていたのか、医療行為が適切だったのか、それとも医療行為を中断し、悪魔祓いを行った神父の判断は正しかったのかと言うところを争点に、実に緊迫した雰囲気で続く裁判は、まったくキリスト教に縁がない僕が見ていてもなかなか面白かった。実話を元にしているだけあって、これといった盛り上がりはないけど、まぁ、たまにはこんな映画もイイかなといったモノでした。