シンクロニシティ(Synchronicity)

午前中、溜まった汚れ物を洗濯し風呂掃除なんかを終え、朝食兼昼食を食べた後に見始めたDVD。

久しぶりに、この書き出しで書いているけど、このDVDは良質の英国のテレビドラマ「Wire in the Blood」シリーズの Series 3-Episode 4 となるモノ。アレっ?と思った方、あなたは正しい。
そう僕がこのシーリズを最後に見たのは一昨年の12月8日、Series 2-Episode 4「エンジェル・オブ・デス」なので、本来はサードシーズンのエピソード1、2、3も見てなきゃいけないんだけど、引っ越し後の慣れないTSUTAYAではいったいどれが新しいものなのかがわからず、いきなりこれを借りてしまった次第。まぁ、一連のストーリーはあるものの、あまり本題には関係しないのでたぶん問題はないんだけど、なんか面白くないよね。

今回の物語は、猟奇的な殺人事件をお馴染みの犯罪心理分析官のトニーとキャロル警部が格好良く解決していくところから始まる。ところが種明かしの終盤でトニーが逆上した犯人に殴られ、病院で検査を受けるハメになってしまう。キャロルに付き添われ病院で検査結果を待つトニーだったが、そこに新たな殺人事件の一報が入り、早速二人は現場へ。なんと今回の殺人は遠距離からの狙撃という方法によるものだった。現場を確認し、いつものとおり犯人のプロファイリングを始めるトニーだったが、そこに病院から電話が...検査の結果、脳腫瘍の疑いがあるという....


まぁ、相変わらず映像もストーリーもTVドラマのレベルを超えたものではあるけど、今回のストーリーはちょっと無理があるかなぁ...。シンクロニシティというカール・ユングによって提唱された、事象には偶然は無いという概念をあまりにも重視したため、それはないでしょ!ってな場面が結構見受けられた。それはそれでいいのかもしれないけどね。面白いのは、今回の物語全般を通じて、キャロルがトニー無しでは生きていけないってくらいに、トニーに対してしおらしくなっていること。殺人を扱う警部さんがこんなんでイイのかなと思っちゃいました。

Series 4があるのかどうか知らないけど、あるとすれば今後どのように展開させるつもりなのか非常に興味深いエンディングだったので、今後を楽しみにしたい。

※この日記で関係する記事
2005/12/08 エンジェル・オブ・デス(Sharp Compassion) - So What?
2005/10/15 クロス・レクイエム(Right to Silence) - So What?
2005/07/16 ウィッチ・コード(The Darkness of Light) - So What?
2005/05/22 クライング・ドール(Still She Cries) - So What?