羨ましきは彼の国かな

まもなくバラク・オバマ氏が第44代米国大統領に就任する。


日本に大きな影響を与える米国のこととはいえ、日本のマスメディアでさえこぞって報道する就任前のイベントや就任式の準備、警備体制や米国民の関心、どれをとっても羨ましく思えてしまうのはなぜだろうか。
ひとたび大統領が演壇に立てば、力強くわかりやすいメッセージを含んだ演説、たとえプロンプターを使用していたとしても、その目は国民を向き、適切なジェスチャーとともに自分の言葉として発せられている。
なんともすばらしい演出。たとえそれが創られたものだとしても国民に与える高揚感は相当のものだと思う。


ほんでもって日本の国会。理想論を盾に単なる批判でしかない野党の質問、それに対し当たり障りのない文章を黙々と読み上げる政府の回答。たまに顔が上がるのは口の曲がった総理が悪態をつくときだけだけど、その目は国民どころか発言者すら見ていない...
せめて、せめて国民に希望を与える演出ぐらいできないもんなのかなぁ。ああ情けない。


ホント、こういった部分では彼の国が羨ましくてねぇ...