上海 決勝

日本時間の15時から決勝を見る。1周、5.451kmのコースを56周して争われるこのレース、長かった、2005年のシーズンを締めくくるレースとなる。ドライバーズ・タイトルは17戦目のブラジルで決定したが、コンストラクターズ・タイトルはルノーライコネンが激しく競り合ってる。その辺を楽しみに見ていきたい。

まず、目を疑うようなシーンが飛び込んでくる。グリッドにつくためにコース上を走行していたミハエルのマシンに後方からミナルディアルバースが突っ込み、双方とも大破するというもの。映像を見る限り、不用意にコースの左側に寄ったミハエルに、それを抜こうとしていたアルバースが突っ込んだように見える。いずれもスペアカーでの参戦となり、この事故は後の審議対象となった。
F Lap : 6位のミハエルはグリッドにつけず、ピットからのスタートとなる。そして、カーティケヤンがいきなりピットイン。
Lap 1 : スタート!琢磨がフライングくさいぞ!ファーストラップは、トップ、アロンソ、2位フィジケラ、3位ライコネン、4位モントーヤ、5位バトンの順。
Lap 3 : 佐藤琢磨にドライブスルー・ペナルティ。やはり、フライング・スタート。どうしてもダークなイメージが払拭できない琢磨。
Lap10 : レースは目立った動きがないが、トップのアロンソは一人旅になっていて、後方では5位バトンをクルサードが激しくあおっている。
Lap15 : モンテイロがピットイン。トップ、アロンソと3位ライコネンの差は16秒。辛いか。
Lap17 : 6位走行のクルサードと10位走行のトゥルーリがピットイン。
Lap18 : 4位走行のモントーヤ、5位走行のバトンがピットイン。そしてセーフティカー導入。コース上に車の破片が落ちているらしい。
Lap19 : ほとんど全車がピットイン。ピットレーンは大渋滞。
Lap20 : 落ちていたのはどうやら下水口の蓋。まともに踏んでしまったモントーヤはタイヤも交換した。
Lap22 : なーんてこった。セーフティーカーによるスロー走行中のミハエルがコースアウトし、ストップ。ついてないシーズンは、最悪の結果で終わる。
Lap24 : セフティーカーがピットに入り、リスタート!なんとモントーヤがピットイン。リタイヤとなる。
Lap26 : トップ、アロンソ、2位フィジケラ、3位ライコネン、4位バリチェロ、5位ラルフの順。
Lap29 : カーティケヤンが大クラッシュ!またもやセーフティカー導入となると共に各車ともまたピットイン。
Lap34 : セーフティーカーがピットに入り、リスタート!そしてなんと琢磨がスローダウン。彼にとっても不幸なシーズンが終了する。
Lap37 : トップ、アロンソ、2位ラルフ、3位マッサ、4位クリエン、5位ライコネンの順。しかし、ラルフ、マッサ、クリエンはもう一度ピットストップが必要。
Lap44 : まずは3位走行のマッサがピットイン。7位を走行していたバリチェロがブレーキングをミスし、ウェバーとバトンにかわされる。
Lap45 : マッサに代わり3位を走行していたクリエンがピットイン。
Lap47 : 2位走行のラルフがピットイン。4位でコースに復帰する。
Lap50 : フィジケラにドライブスルー・ペナルティ。どうやらピットレーンでの減速行為が問題となったらしい。
Lap52 : フィジケラがやっとペナルティーを受けて、ドライブスルー・ペナルティを実行した結果、トップ、アロンソ、2位ライコネン、3位ラルフ、4位フィジケラ、5位クリエンの順。
Lap56 : 優勝アロンソ、2位ライコネン、3位ラルフ、4位フィジケラ、5位クリエンという順でチェッカー。アロンソは今シーズン7勝となる。

中国グランプリ 決勝結果(上位5台)

    Driver / Team / Time / Gap

  1. Fernando Alonso / Renault / 1:39:53.618 / -
  2. Kimi Raikkonen / McLaren / 1:39:57.633 / +4.015
  3. Ralf Schumacher / Toyota / 1:40:18.994 / +25.376
  4. Giancarlo Fisichella / Renault / 1:40:19.732 / +26.114
  5. Christian Klien / Red Bull / 1:40:25.457 / +31.839

#8 Button,#12 Barrichello,#15 Trulli

振り返れば、フェラーリの不振から始まり、アロンソの快進撃、そして遅れて突出したマクラーレンなど、何か激動のシーズンであったように思う。そんな中でトヨタとホンダも着実に進化し、表彰台の常連になるなど、日本人にとっても面白いシーズンであった。来シーズンはチームが改変されたり、増えるという噂もあるので、F1のますますの盛り上がりを望みたい。