SONY MDR-EX90SL

続いて、こちらは4月9日に注文したヘッドフォンSONY MDR-EX90SL、こちらも昨日届けられる。
ストレスのせい... - So What?
クゥオリアを除けば、ソニーの現行インナーイヤー・ヘッドフォンの最上位機種となるMDR-EX90SLは、なかなか高級機らしいパッケージで届いた。内容は本体、延長コード、サイズの異なるイヤーパッド、革製(!)のケースとなっている。

独特の形状をしたイヤフォン部はアルミ製のハウジングがなかなかイイ感じだ。

さて、実際の使用感を検証するにあたり、現在僕が使用しているほかのヘッドフォンと比較することにした。

ちなみに、左からaudio-technica ATH-ES5、audio-technica ATH-CK7、SONY MDR-E888SP、そして今回購入したSONY MDR-EX90SLだ。
まず装着感だけど、イイ、実にイイ。その特異な形状から、人を選ぶのかなぁと心配していたんだけど、とりあえず僕にはしっくりきた。今まではNUDEシリーズの標準形状ともいえるE888SPが一番合っていたんだけど、それを遙かに上回る装着感だ。
次に音。これもイイ。聴いていてすごく気持ちの良い音だ。試聴の使用したのはWALKMAN A1200だったんだけど、最近使用しているE888SP用にイコライジングしていたので、はじめは低音が強く感じたが、フラットにしたところ実に心地よく、中域を少し持ち上げたら、鳥肌が立つくらい気持ちの良い音になった。
正直、モニターとしての解像度はATH-CK7の方が高いし、スケール感だけでいえばATH-ES5の方が良いけど、圧縮された音楽を聴くにはATH-CK7の解像度は高すぎてざらついた感じになるし、ATH-ES5のスケール感は逆に音を曖昧にしている感じがあるので、適度にその両方を持ち合わせたEX90SLは実にバランスのとれた機種ということになる。
このところ、インナーイヤー・ヘッドフォンの分野では低価格製品ばかりをラインナップしていたソニーだけど、そのソニーの本気を感じさせる実に良い製品と感じた。