HI-MD Walkman "MZ-RH1"

実は本日ほとんど外出しなかったのは他にもワケがある。今年4月21日に発売されてから悩みに悩んで、6月の終わりに購入を決めたHI-MD Walkman "MZ-RH1"がやっと届いたのだ。この製品は既存のMDに入った曲をSonicStageを利用してパソコンに転送できるとあって、発売直後から静かなブームになっていたんだけど、6月の終わりにSonyStyleに予約を入れてから実に2ヶ月間待たされてしまった。まぁ、おかげで「彼女さん」のサイバーショットDSC-T10の購入*1時期と重なり、割引クーポンを無駄にせずに済んだんだけどね。
http://www.ecat.sony.co.jp/audio/walkman/products/index.cfm?PD=23935&KM=MZ-RH1
さて、パッケージから紹介しよう。

Walkman Aシリーズみたいな凝っていない普通のパッケージ。今回のもう一つのウリである「LinearPCM Recording」の文字が誇らしい。



中身。スティックタイプのリモコンが今となっては懐かしい。



本体。MDウォークマンとしては若干大ぶりだけど、録音機としては有機ELディスプレイは外せないところだろうし、まぁこんなモンでしょ。

ふたを開けたところ。


さて今回MZ-RH1を購入したのは、手持ちの100枚ほどのMD資産をパソコンに入れてしまいたいというのもあったんだけど、なんと言っても一番の理由は、アナログ音源を手軽にPCM録音し、パソコンで管理したかったから。
そこで、まず試しにSCMS*2によって、デジタルコピーの出来ないLIVE DVDの音声トラックの抜き出しを行う。モノはフィル・コリンズのライブだったんだけど、約90分のDVDが、リニアPCM録音で1GBのHI-MDにちょうど収まった。
次に、デスクトップPC VAIO Type HX PCV-HX81SにUSBで接続し転送する。PCMだからかもしれないけど、転送には40分ほどかかる。ちなみにSonicStage上ではHI-MD使用時には「HI-MD」として認識され、通常のMD使用時には「Net MD」として認識される。ついでに書くと、通常のMDの転送はまったく難しいことはなく、Net MDとして認識されたモノを選択して転送するだけ。呆気ないほど簡単に終わります。こちらは80分のディスクで転送時間が5分くらいかな。
で、転送したwavファイルとして転送されたモノを今度はSonicStage Mastering Studioで編集する。トラックポイントを適切な位置に変更し、軽くエフェクトをかけ書き出す。その後SonicStage上で曲名やら何やらを入力し一丁上がりである。今回は、wavファイルだと容量がでかいのでATRAC3 Plusの256kbpsに変換した。
なにやら書いていると相当手間のようであるけども、録音機がポータブルなのであっちこっちに持ち出せる点が大きい。特に僕のようにパソコンとオーディオセットが離れた場所にあるのであれば尚更だ。
ではさっそく音の方。リニアPCMは、さすがにその名のとおり、圧縮音楽特有の薄っぺらさが無くイイ感じ。ATRAC3もだいぶ進化したので以前よりよくはなっているけど、やはり「素」の音はイイね。これを聴いているとDATを使っていた頃が懐かしくなった。
MZ-RH1はデジタルアンプ部もウリのようなので、ATRAC3 Plus 256kbpsのファイルをいくつか転送し、NW-A1200と比較してみる。が、あんまり違いはわかりませんなぁ...残念ながら僕の耳では違いはわからないようです。


とにかく、ポータブルの録音機を扱うのが久しぶりなので、あれもしたい、これもしたいと興奮気味。書いている内容もとっちらかったモノとなっているので、もう少し落ち着いたらその他に気がついたことなどを書いてみたい。


さて、部屋の片隅でほこりを被っていたカセットデッキを取り出し、これからはアナログテープに挑戦だ...

*1:そう、買ったんですよ。でも、こちらは今週末納品予定...

*2:シリアル・コピー・マネジメント・システム:デジタルtoデジタルのコピーを制限する仕組み。